猫がくさいと感じる2つの原因とは、対処法を詳しく解説

猫は起きている時間の30~40%を毛づくろいに使う、きれい好きな動物です。日向ぼっこでも雑菌の繁殖を防いでおり、常に清潔な状態を保っています。

 

基本的に無臭のペットですが、くさいと感じることがあります。一時的なにおいなら問題ありません。しかし、時間が経過してもにおいが残っている場合は注意が必要です。そこで今回の記事では、猫がくさいと感じる3つの原因と対処法をご紹介します。

 

猫がくさいと感じる原因

猫のにおいの原因は、大きく分けて猫自身の場合と飼育環境の場合の2つです。湿度や気温の高くなる夏の季節には、きついにおいを感じることもあるでしょう。ここでは、それぞれのにおいを詳しく解説します。

 

1-1.猫自身の場合

体がくさいと感じる原因として、汗のにおいが挙げられますが、猫は肉球にしか汗腺がありません。猫に体臭を感じる場合、皮膚にある脱皮線やアポクリン腺から出る分泌物が原因です。定期的にグルーミングをしていればにおうことはありませんが、病気やケガなどでグルーミングが難しくなるとにおうことがあります。

 

猫は手や足だけでなく、舌を使ってグルーミングをする動物です。全身をなめて清潔にするため、口のなかがくさくなることがあります。猫も人間と同じように歯周病になるので、普段から口臭のチェックをしましょう。

 

猫がくさいと感じる別の原因として、おしりのにおいが挙げられます。猫のおしりには肛門嚢と呼ばれる袋があり、肛門腺から分泌された液体をためています。スカンクが外敵から身を守るためににおいを出す習性がありますが、猫も興奮したときや恐怖を感じるときに肛門嚢からにおいを出すことがあるのです。

 

一時的におしりがにおう場合は問題ありません。しかし、常ににおいがする場合は注意が必要です。肛門嚢が炎症を起こすと、袋が破裂してにおいが部屋中に広がります。炎症が起きてしまうと、傷口が治るまでに時間がかかるので注意しましょう。

 

1-2.生活環境が原因の場合

猫はライオンやトラと同じようにネコ科の動物です。肉食性が強い猫の場合は、排泄物のにおいが強い場合があります。

 

オシッコがにおう原因は、アミノ酸の一種であるフェリニンです。空気に触れるとチオールという物質に変化して強烈なにおいが出ます。ウンチについても、猫は人間の4~5倍のタンパク質を摂取しなければならず、フードに含まれているタンパク質が原因でにおいが強くなることがあります。

 

トイレにオシッコやウンチが残っていると、においが部屋に充満してしまうでしょう。こまめに掃除をすればにおいを抑えられますが、放ったままの状態にすると壁や天井などににおいが残ります。においを抑えるためには、清潔な環境が重要です。

 

くさいと感じるときの対処法

猫がくさいと感じたときは、早めに対策をとりましょう。病気やケガが原因の場合もあるため、こまめににおいの原因をチェックしておくのは大切です。ここでは、くさいと感じるときの対処法を詳しく解説します。

 

2-1.体臭が原因の場合

体全体がくさい場合には、グルーミング不足が考えられます。適度にブラッシングをしてあげると、においが消えることもあるので試してみましょう。ブラッシングをする際は、毛や肌のチェックがおすすめです。尻尾の付け根の毛がベタついているときや、ポチッとした感触がある場合は病気や炎症を抱えている可能性があります。肌に異変を感じたときは、早めに獣医師に診てもらいましょう。

 

2-2.口臭が原因の場合

歯周病などの口腔のトラブルが原因の場合は、歯石の除去や抜歯がおすすめです。猫用の歯ブラシなどを使って定期的なケアをすれば、口臭や口腔トラブルを抑えられるでしょう。口腔ケアを嫌がる場合には、デンタルシートを使って徐々に慣れさせます。

 

口臭のなかにはウイルスの感染、糖尿病、尿毒症、肝臓病などが原因の場合もあります。口腔ケアをしてもにおいが取れない場合には、できるだけ早めに獣医師に相談しましょう。

 

2-3.おしりのにおいが原因の場合

おしりがにおうときは、肛門腺を絞りましょう。肛門腺は肛門の両脇に付いているので、ティッシュペーパーを添えながら軽く指を押します。肛門腺から膿のようなものが出るので、完全に出なくなるまで絞りましょう。肛門腺がみつからない場合や、肛門腺に触れるのが苦手な方は、動物病院に連れていくのがおすすめです。

 

2-4.トイレのにおいが原因の場合

トイレに残った排泄物が原因の場合は、定期的な掃除を心がけましょう。ウンチの量が多い場合は、消化不良やフードの質の低下が考えられます。また、ダイエット用のフードは食物繊維が多く含まれており、通常のフードに比べてウンチの量が増えます。消化不良が原因でウンチが多い場合は、かかりつけの獣医師への相談がおすすめです。

 

猫のトイレににおいが残っている場合は、トイレ掃除をしましょう。1週間に1回のペースでトイレを清掃すると、雑菌の繁殖を抑えられます。

 

まとめ

猫がくさいと感じるおもな原因は、体臭、口臭、トイレなどです。おもな対策として定期的なブラッシング、口腔ケア、こまめなトイレ掃除がありますが、病気が原因の場合もあるので注意しましょう。においが取れない場合は、獣医師への相談がおすすめです。

 

「すみれペットクリニック」では、猫や犬の一般診療、いぬねこドックなどを行っています。歯科処置や薬浴などの診療も行っており、大切なペットが健やかに過ごすためのお手伝いをしております。猫のにおいでお悩みの方は、ぜひ「すみれペットクリニック」にご相談ください。

ページ上部へ